妖怪大戦争

2005年9月15日 映画
映画、妖怪大戦争を見に行く。

角川映画が無駄に好きな私。角川が必死になって作った記念作品だと、なんかの記事で見たので気にはなっていましたが、万博で忙しかったので後回しになっていました。
でもふと最寄の映画館のHPでスケジュールを見ていたら今週で終わりとなってるではないですか!
急いで最終公演に行ってきました。

結構お客さんが入っていることに驚き。
しかもカップルが多い。
え〜〜〜〜〜〜い、カップルで妖怪大戦争なんか見に来るな〜〜〜〜〜っと叫びたいのですが空しいので心だけで。

前の妖怪大戦争は知らないのですが、導入から面白い。
東京からの転校生のタダシはいじめられっこ。
じいちゃんは程よくぼけてる。
母ちゃんは仕事で不在が多い。
姉ちゃんは心配しているといいつつ自分の生活が大事。
タダシとじいちゃんのやり取りがいい。

河童と河姫のタダシ(人間)に対する見方が違うのも面白い。
他の妖怪たちの自己中心的な行動ももちろん良い。
塗り壁や砂かけ婆ぁ、一反木綿もいるのに出てこない鬼太郎さん。
あまりにもの形相でショックだった百目ちゃん。
お茶目でセクシーななろくろ首にアギ。
岡本の小豆洗いや忌野さんのぬらりひょん、竹中直人さんの油済ましが最高で笑える。
そして宮部みゆき先生、荒又宏先生、京極夏彦先生、水木しげる先生のコスプレ。
どれをとってもおかしい。

加藤保憲が元気で悪巧みしまくっているので、こっちもつい応援してしまう。
がんばれ、加藤さま。

それにしても主役のタダシ役の神木隆之介君のなんとかわいいこと。
この子の美貌におばちゃんは心ときめいてしまうよ。
君が「スネコスリィ……」と泣くからこっちも泣けてきちゃう。

途中からは戦争じゃなくってお祭りになっちゃって笑ってばっかりだったのですが、ラストのくだりがつらいですね。
たとえ、神に選ばれたものでも、大人になってしまうと穢れきってしまうものなのか。
本当につらいラスト。
話としては、このつらさが無ければ嘘八百になってしまうので、必要不可欠な部分なんでしょうけど。

追伸。帝都物語なんてすっかり忘れきっていたので、今読み返してます。

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