「専門介護福祉士」創設へ 上級資格で人材確保
2007年5月29日 お仕事 コメント (2)
「専門介護福祉士」創設へ 上級資格で人材確保
2007年5月29日 17時47分
厚生労働省は29日、高齢者施設などでケアに当たる介護福祉士について、認知症患者への対応など分野ごとに、上級資格である「専門介護福祉士」の制度を創設する方針を固めた。
介護福祉士は「仕事がきつい割に給料が安い」とされ、人手不足に陥っており、厚労省はキャリアアップの道を示すことで介護職離れを食い止めたい考え。有識者研究会で今秋にも制度の詳細を詰める。
介護福祉士は国家資格だが、新設の上級資格は日本介護福祉士会などの全国組織が認定する仕組みとなる見通し。認知症患者や障害者へのケア、サービス管理など複数の認定分野を設け、一定の実務経験と研修を条件とする方向だ。
研修のメニューづくりなどに時間がかかるため、導入時期は2009年度以降とみられる。
(共同)
そうですか。准介護福祉士の次は専門介護福祉士ですか。
ふ、ざ、け、る、な!!!!
フィリピーナの介護職員を入手するために設置した「准介護福祉士」が現介護福祉士に反感を買ったから、今度は上級職の「専門介護福祉士」を設置して意見をそらそうと画策しているのが丸見えですわよ。厚生労働省?
ふ〜ん?専門介護福祉士を取ったら給料が上がるの?
その財源はどこから出るの?
介護職員の給料は、1割負担の利用者利用料と9割負担の介護保険の報酬から賄っています。この利用者負担金というのは法律でもらえる金額は全国一律になっています。また介護保険料はお国に請求するものですから、やっぱりもらえる金額は全国一律になっております。ゆえにどんな質のよい介護を行っても、全然低レベルな介護を行っても事業所に入る金額は全く同じになっています。
だから、ちょっとでも儲けを多く出すためには、コムスンなどの大手がやっていたように、不正請求をするしか方法はありません。
なのに、介護職員の給料を多くしてくれるんですか??
団塊の世代の皆さんが使い出してますます財布が小さくなっていく介護保険料から介護職員の報酬を出してくれるわけ無いでしょ?
そうすると残るのは、利用者負担金を多くするってことですね?
基本的に給料が上がることは大賛成です。
毎日何かで叩かれているとある大臣さんの給料に回すより、私らに給料を回せ!!と感じていますし(大臣の給料の財源は違いますが)。
でも、減らすべき支出を減らさないで収入を増やすだけの体質を直さない限り、フィリピーナに頼らざるを得ない状況は変わらないと思うわけです。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007052901000441.html
コメント
福祉ってボランタリティあふれる人がやってくれるのも事実。でもそれに甘えて福祉はボランティアだから薄給でイイってのはおかしいと思うんだよね。むしろ薄給でイイのは議員先生。金がもらえなきゃやる気が失せるなんて、選挙前には一言も言わないのにね(笑)。
この件、影薄いながら応援して参ります。
ボランティアでこんな良い介護をしているのよ!!!
とキラキラとまぶしく自慢をされる方がいらっしゃいますが、それが当たり前のように新聞や介護の雑誌に掲載されることがよくあります。
その方たちは立派だと感心はしますが、ボラが出来る方は働かなくっても食べられる人たちです。食べられない私たちの立場は!?当たり前の報酬を臨んではいけないの!?と逆切れをしたくなります。
つくづく難しい問題ですよね。