銀の鬼を20年ぶり位に読みました。

鬼で教師の十年(とね)と女子高生のふぶきとの愛憎。
鬼たちによる虐殺。
その被害者と鬼との1000年にもわたる戦い。
そして鬼と神様と人間とのかかわり。

20年前に読んでた時と全く違う視点で読めました。
まだまだガキんちょだったので、こんなに深い世界観だったなんてわかりもしませんでしたよ。

十年の葛藤がここまで深かったのか。
ふぶきはこんなにも気高かったのか。
今読んでもちっとも古臭くないのが不思議です。

書き下ろしとして収録された最終回その後の話。
なんだか悲しい。
命が受け継がれていたのは良かったのですが、これではみんなが不幸ではないのでしょうか。
幸せに過ごしているのが本当にいない世界だなぁ。

ここを読んでいる可能性はこれっっっっっっぽっちも有りませんが一言書かせて。
マーガレットコミックスの方の銀の鬼を私から借りていって結局返してくれなかった井上さん。恨んでますよ。これを返してくれなかったことだけではなく、他ごとの色々も含めて恨んでます。
この同級生の名前を全く覚えてない私が、あなたのことは忘れてないのだから、かなりのものだと思います(笑)。
でも銀の鬼が文庫化しなかったら井上さんのことも記憶から飛んだままだと思うけどね。

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