http://www.chunichi.co.jp/flash/2007011601000437.html


厚労省は16日までに、日本とフィリピンの経済連携協定に基づき、07年度にも日本で働くフィリピン人看護師などを受け入れるための指針案をまとめた。受け入れ先の使用側に、看護師と介護福祉士候補者の報酬をいずれも日本人従事者と「同等額以上」とすることなどを要件として求めている。

 機械や農業など他の分野で受け入れている外国人の研修生や実習生が低賃金で働かされている実態があることから、雇用管理を徹底し労働条件が低下するのを未然に防ぐ狙いとみられる。

 指針案では、同省が所管する国際厚生事業団が受け入れ先の調整機関と明記。病院や介護施設からの受け入れ希望と、フィリピン人の求職を受け付けるなどのあっせんをし、受け入れ先と雇用契約を結んだ上での入国となる。

(共同)


この記事は中日新聞でしか見かけないため、実際はどうなるかわからないのですが、そうですか。「同等以上」ですか。
違う文化で違う慣習で違う言葉の国に来て、わざわざきつい仕事をしてくださる方に低賃金で働けとは言いません。
でも比看護師たちに「以上」の給料を払う前に、保険報酬や介護保険報酬の見直しをし、今働いているものたちの賃金を上げなければ本当に日本人の看護師や各種福祉士は全滅する。

連れに「福祉なんてきつい仕事が好きなんて本当にマゾだよな」と言われてしまったが、自分でも本当にそう思う。精神的にも身体的にもきついし、労働条件が酷いため職場の人間関係も悪いし、給料も激安。でも続けてしまうのは、利用者のためになればこそと思っているから。安い年金生活の中、医療保険や介護保険をもっと払えとは言えないから。
子どもなどの扶養家族が無いし、実家に住んでいるから安月給でも働ける。だから続けられる。

しかし安月給では生活できない人間が山ほどいるわけだから、離職率が高い職種になっていても仕方がない。

ジェネリック医薬品を勧めたり医療点数を見直したり、障害福祉を介護保険に無理やり合併させたりと、金が出るのを少なくしようと頑張っている。
しかし一方では金を湯水のように使ってもお咎めナシの所もある。
格差社会。
底辺組に金を一銭も出さないと言うシステムが出来上がっていく。

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